雇用形態によるキャリアップ

正社員は製造ラインの主任や工場長を目指すことができる

工場に正社員で就職をする場合には、工場の規模の大きさやスタッフの数、配属先などにもよりますが、一定のキャリアを積むことで製造ラインの主任や工場長など責任の重い役職に就くこともできます。特に、基本的な業務をスムーズにこなせる人や、上司や先輩、同僚などと上手くコミュニケーションが取れる人は、年齢や性別に関係なく早期にキャリアアップできるケースも珍しくありません。最近では、キャリアアップへの意識が高い正社員を対象に、様々な機会に研修の機会を設けたり、資格や免許の取得に向けた支援を強化したりしている工場も増えています。そのため、働きながら上のポジションを目指したい人は、就活中に色々な現場を見学してじっくりと働きがいのある工場を探しましょう。

期間工やパートはシフトリーダーを任されることもある

二交代制や三交代制の工場の中には、正社員の他に期間工やパートのスタッフが多く働いているところが少なくありません。こうした現場では、早番や遅番、夜勤など変則的な時間の勤務があり、人手が少なくなる時間帯にベテランの期間工やパートが正社員の代わりにシフトリーダーを担当する場合もあります。シフトリーダーになるために必要な勤続年数やスキルなどは工場によって異なりますが、同じ製造ラインで数年働いた人や、業務に関係する資格を持っている人はリーダーとして時給や手当の面で優遇される傾向が見られます。そこで、現場でスタッフとして働き続けるだけでなく、シフトリーダーを目標にしたい場合は、将来に繋がる経験を積める工場を就職先に選びましょう。